%e3%82%b9%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%83%e3%83%88_2016-12-11_15_01_53 坂本龍馬の生涯を見ていくと、本当に多くの家族が登場する事に驚きますよね。

家族仲が良かった坂本家ですが、具体例にはどのような人々がいたのでしょうか。

坂本龍馬の家系図や使用した家紋、また気になる子供や子孫の存在についてもご紹介します!

スポンサードリンク

坂本龍馬の家系図をわかりやすく解説!


まずは坂本龍馬の家系図がどのようなものだったのか、簡単にご紹介します。

こちらの図を見てみて下さい。

%e8%b2%bc%e3%82%8a%e4%bb%98%e3%81%91%e3%81%9f%e7%94%bb%e5%83%8f_2016_12_11_14_50
龍馬は土佐藩の下級武士(郷士)である坂本直足(八平)の次男として産まれました。父親の直足は武芸に優れており、特に槍は免許皆伝をもらうレベルの実力だったそうです。直足は龍馬が江戸際に「修行中心得大意」と題した心得を渡しましたが、彼はこれを生涯大切にしたそうで、今も現存しています。

また、龍馬の母親は(こう)という女性です。もともと坂本家は幸しか子供がおらず、男子が居ないため婿養子として直足を養子にした経緯がありました。幸は夫との間に5人の子供を授かるのですが、長男の直方を産んだ時は10代だったのに対し、龍馬を産んだ時は既に40代になっていたと言われています。

この幸ですが、龍馬が10歳の時に亡くなってしまいます。その後、父親の直足は伊興という女性を後妻として妻に迎えています。また、実の母に先立たれた龍馬の面倒を見たのは年上の兄弟たちでした。龍馬の父親代わりになったのは21歳年が離れた兄の直方(権平)で、龍馬の脱藩には厳しい対応を取ったものの、後には資金援助をする等して弟の活動を助けたりしています。

そして、坂本家の3女の乙女龍馬の母親代わりになった有名な女性として非常に有名です。乙女は薙刀などの武術をはじめ、和歌や初動、琴や三味線が非常に上手だったようで、少年時代の龍馬に剣術や書を教えた事で知られています。龍馬が成人した後もその仲は良かったようで、その妻のお龍にも親身に接したと言われています。

坂本龍馬の子供や子孫はいるの?


それでは、坂本龍馬には子供や子孫はいるのでしょうか?

坂本龍馬は1864年に妻となるお龍と出会い、この年に結婚しています。
しかし二人の間には子供は出来なかったため、龍馬は長姉の千鶴の長男で甥の直(高松太郎)を養子として迎えています。

その後、龍馬の家系を継いだのは直の次男である直衛でしたが、彼には子供はおらず、このため龍馬の兄の直方の孫である直道が坂本龍馬家を継ぐ事になりました。この直道には直臣と寿美子という子供がいますが、この2人には子供がいないので、龍馬の家系は断絶してしまった事になります。

その一方で、龍馬の兄である直方の家系は、龍馬と同じく長姉の千鶴の次男である坂本直寛を養子として続いています。直方の子孫は北海道に移住し、著名な方にはその曾孫に当たる画家の坂本直行が挙げられます。そして現在の坂本家は、この坂本直行の子孫である坂本登氏が継承しておられるそうです。

スポンサードリンク

坂本龍馬が使った家紋は?その祖先にも迫る!


最後に、坂本龍馬の家紋についても見ていきましょう。

私たちがよく見る坂本龍馬の家紋は、こちらの「組合角に桔梗紋」です。

%e8%b2%bc%e3%82%8a%e4%bb%98%e3%81%91%e3%81%9f%e7%94%bb%e5%83%8f_2016_12_11_14_51
ただし、坂本家はもともと「丸に田紋」という家紋を使用していました。

%e8%b2%bc%e3%82%8a%e4%bb%98%e3%81%91%e3%81%9f%e7%94%bb%e5%83%8f_2016_12_11_14_56
なぜ家紋を変えのかという理由は不明ですが、龍馬の曽祖父にあたる直海が分家をした時、桔梗紋に変えた事は事実なようです。また、一説には坂本家の祖先とされる明智家が桔梗紋を使っていた事から同じ紋を使った説もありますが、これも定かではありません。

一説には、坂本家の先祖といわれている明智家が桔梗紋(水色の桔梗紋で坂本家の組合角ではありません)だったので同じ桔梗にしたと言われていますが、定かではありません。

この桔梗紋は、明智家やその元となった土岐家の流れを組む家でよく使われており、他にも太田道灌や加藤清正といった武将もこの家紋を使っています。明智光秀が主君の織田信長を討ったことから「裏切り者の紋」と呼ばれていた時もあったようですが、桔梗の漢字から「更に吉なる」という事になり、縁起の良い紋と解釈される事もあります。

スポンサードリンク

この記事のまとめ


坂本龍馬の家系図やその子供や子孫の有無、そして使用した家紋についてご紹介しました。

「坂本龍馬の家系を途絶えさすのは残念…」このような考えで養子を取って家督を継ぐことを許されたにも関わらず、その系図は途絶えてしまいます。あれほど濃く生きた龍馬の人生を考えると、一代で燃え尽きてしまう運命だったのかなという気がします。

強烈な才能故に、誰か有名人の子孫なのではと囁かれていると知ったら、龍馬は「エヘンエヘン」と乙女姉さんに自慢しているかもしれませんね。